青森県上北郡横浜町で進められている国道279号 横浜北バイパス整備事業。 本工事では、(仮)鶏沢川橋の橋台(A2橋台)を築造します。 このサイトでは、工事の概要や進捗、安全・地域への取り組みをわかりやすくお伝えします。
本工事は、国道279号 横浜北バイパスが鶏沢川を渡る新設橋「(仮)鶏沢川橋」の下部工事です。 橋を支える基礎杭8本と橋台1基(A2橋台)を、約8か月かけて築造します。
工事の進捗にあわせて、現場の様子を随時更新していきます。
工事の目的・場所・工期など、本工事の基本情報をご紹介します。
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橋台のしくみや鋼管ソイルセメント杭の施工手順、ICT建機による法面整形を図解でご紹介します。
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国道279号は、野辺地町からむつ市・大間町に至る、下北半島と青森県内陸部を結ぶ大動脈です。
横浜町中心部では市街地を通過するため、交通の円滑化と安全性向上、災害時の確実な交通確保を目的に、
市街地を迂回する「横浜北バイパス」の整備が青森県により進められています。
本工事は、このバイパスが鶏沢川を渡る地点に新設される「(仮)鶏沢川橋」の終点側橋台(A2橋台)を築造するもので、
橋梁本体を支える重要な基礎構造物をつくる工事です。
| 工事名 | 国道279号橋梁整備(北BP(仮)鶏沢川橋)工事 |
|---|---|
| 工事番号 | 承補 第5-83-22号(令和7年度) |
| 発注者 | 青森県 上北県土整備事務所 |
| 施工者 | 田中建設工業株式会社 |
| 工事場所 | 青森県上北郡横浜町字川太郎川目 地内 |
| 工事日数 | 265日間(余裕期間制度適用工事) |
| 工事内容 |
橋梁下部工(A2橋台 1基) ・既製杭工:鋼管ソイルセメント杭 φ1,200mm × 8本(L=19.5m) ・橋台躯体工:コンクリート520m³、鉄筋36.91t、型枠570m² ・仮設工:河川内進入路、足場・支保工 ほか ・排水構造物工:管渠49m、集水桝8基 |
着手から完成まで、おおむね次の流れで施工を進めます。
※時期・順序は施工状況により変更となる場合があります。
橋は「上部構造(橋桁)」と、それを支える「下部構造(橋台・橋脚)」でできています。 本工事で築造するのは、橋の終点側で橋桁を受け止めるA2橋台と、 橋台を地中で支える基礎杭8本です。 橋台の高さは12m、使用するコンクリートはミキサー車約130台分にのぼります。
橋台の基礎には「鋼管ソイルセメント杭工法」を採用しています。 現地の土とセメントミルクを混ぜ合わせてつくる「ソイルセメント柱」の中に鋼管を沈めて一体化させる工法で、 大きな支持力と高い信頼性を両立できます。打撃を伴わないため、騒音・振動が小さいことも特長です。
専用の杭打機で地盤を掘削しながらセメントミルクを注入・撹拌し、直径1.2mのソイルセメント柱を深さ20mまで造成します。
固まる前のソイルセメント柱に、突起(リブ)付きの鋼管(直径1.0m・長さ19.5m)を沈めて建て込みます。
ソイルセメントが硬化すると鋼管と一体の高耐力杭が完成。杭頭部を補強鉄筋・コンクリートで橋台底版と剛結します。
本工事では、工事用道路の法面(のりめん=道路の盛土・切土でできる斜面)の整形に、 ICT建設機械(マシンガイダンス/MG)を活用しています。 設計図面からつくった3次元データをバックホウに取り込み、GNSS(衛星測位)で機械の位置をリアルタイムに把握。 バケットの刃先と設計面との差を運転席のモニタに表示し、オペレータがそれを見ながら、 法肩(斜面の上端)側から設計どおりの勾配へ整形していきます。
設計図面をもとに法面の3次元設計データを作成し、建設機械の制御システムへ取り込みます。
衛星測位でバケット刃先の位置を常時把握。設計面との差をモニタで確認しながら、法肩側から設計どおりに斜面を整形します。
仕上がった法面を3次元で計測し、設計データと重ね合わせて出来形を面的に確認します。
刃先と設計面の差を確認しながら施工するため、勾配や高さのばらつきが少なく、均一な法面に仕上がります。
丁張りの設置や検測のために作業員が斜面へ立ち入る機会を減らせるため、重機との接触や転倒のリスクを低減できます。
丁張り作業や手戻りが減り、限られた工期のなかで効率よく作業を進めることができます。
橋台躯体には高炉セメントコンクリート(24-12-25)を520m³使用します。 打設ごとにスランプ・空気量・塩化物量等の受入試験を実施し、打設後は適切な養生で初期ひび割れを防止。 寒冷地仕様の品質管理を徹底します。
完成した橋台の表面には、シラン系含浸材によるコンクリート保護塗装(97m²)を施します。 水や塩分の浸入を抑え、凍害・塩害から構造物を守ることで、橋の長寿命化に貢献します。